発生装置を使わない
当社製品の水素発生剤は、酸化カルシウム（CaO）とアルミニウム粉末を用いて水素を生成する方法で、特定の化学反応を利用しています。具体的には、まず酸化カルシウムと水を反応させて水酸化カルシウムを生成し、その時に発生する熱エネルギーとアルカリ水溶液を開始剤として、アルミニウムと水酸化カルシウムを反応させます。
この反応は以下の化学式で表されます
CaO + H_2O \rightarrow Ca(OH)_2CaO+H2O→Ca(OH)2
2Al + 6H_2O \rightarrow 2Al(OH)_3 + 3H_22Al+6H2O→2Al(OH)3+3H2
水と反応して水素ガスを生成
この反応により、酸化カルシウムと水が反応して水酸化カルシウムを生成し、その時に発生する熱エネルギーとアルカリ水溶液を開始剤として、アルミニウムと水酸化カルシウムが反応して水素ガスを生成します。ただし、この反応は発熱反応であり、火気を近づけると引火する可能性があるため、安全に取り扱う必要があります。「スーッと水素」では水素発生剤を安全面を考慮し、適性の量で不敷布に封入パック化しています。
この方法は、発熱パックなどの製品で利用されており、発熱材としての利用と、発生した水素ガスを利用することも可能で、当社はこの特定の化学反応を利用して。水素に特化した水素発生剤の製品化に至りました。ただし、この方法で生成される水素は、貯蔵が難しく、すぐに拡散してしまうという難点があります。そのため、使用するタイミングが難しく。「スーッと水素」では水素を利用する直前で水素発生剤を水に反応させる必要があります。
